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January 13, 2009

動物農場

酒浸りの農場主から、ろくに餌も与えられず虐げられてきた動物達の我慢は限界を超え、有能な豚に率いられて革命を起こす。
監視社会を描いた小説『1984年』で知られる作家ジョージ・オーウェルによる原作を、イギリスのジョン・ハラス&ジョイ・バチュラー監督が映画化した1954年のアニメ作品。
半世紀前の映画であることを忘れさせる完成度の高さだ。原作がソビエト共産党への批判を込めたもので、映画化されるに際してアメリカのCIAが出資したというほどのイデオロギー性があるとしても、本作はそんな由来を超越し、全ての腐敗していく権力、腐敗していく人間の戯画を観客の前に見せつける。本作を観て、自分が豚になっていないか不安になった。権力と戦う力を持つと同時に、権力に溺れる弱さを抱えた存在になっていないか。
動物達は多くを語らない。ディズニー映画にも劣らない美しく繊細な動きと表情で喜びや苦しみを表現する。馬のボクサーと驢馬のベンジャミンの別れの場面には、痛いほど胸を締め付けられた。
本当に優れた作品は時代を超越する。それを痛感させられた。いつかこんな作品を自分も書いてみたい。

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