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January 20, 2010

日航に日本を思う

日本航空が経営破綻し、会社更生法の適用を申請した。
日航が日本という国家と重なって見える。一時は憧れの存在で右肩上がりの経済に救われて成長してきたが、傾き始めてからも希望的観測にしがみつき、反発を恐れて抜本的な改革を怠って需要に関係なく拡大してきた。日本経済新聞で紹介されていた経営学者、ジェームズ・コリンズが分析する企業が衰退する段階、「成功による驕り」「規律なき膨張」「リスクと危うさの否認」「ひたすら救世主にすがる」は、日本という国家の現状でもある。
格差の拡大が叫ばれ、少子高齢化と財政悪化は進むばかりなのに、国政の話題は小沢幹事長の政治資金問題ばかりだ。それを無視しろとは言わない。しかし、今、与野党が国会で議論すべき最重要事項は、今年度の補正予算と来年度の予算、そして、日本という国家の未来に向けての戦略だ。旧態依然の公共事業やバラマキによる景気対策、際限なき国債依存、増税論議の封印、それらは国家が衰退する段階ではないだろうか。
赤字路線の維持を民間企業の日航に単純に求めるのは無茶だ。税収が限られる借金まみれの国家にあらゆるサービスを求めるのも無理だ。
救世主は、いない。日本の政治を、経済を、立て直すのも息を止めるのも日本国民だ。私であり、貴方だ。

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